この記事はYづドン・Rintarnet合同 Advent Calendar 2022の12/18の記事です

そもそも名前に異議あり。
いろいろありすぎてお久しぶりになってしまいました。忙しいのに2枠取ってしまったので、ボツ企画を復活させてお茶を濁す運びとなりました。
今回は久しぶりにも程があるオーディオレビュー
冒頭のツッコミはどういうことかというと、以前に”Mi Capsule Earphones”(小米胶囊耳机、Mi Piston Air Headphones)(以下Piston Air)という名前のイヤホンが以前に発売されていることです。オーディオに限らずそういうとこだぞ、Xiaomi。
装着感は耳の形状などの個人差によるところが大きく評価が分かれそうなもので、音質は語学のリスニングが限度でお世辞にも良いとは言えないものでした。以前SNSでレビューを書いた際に撮影した実機写真は後日追記します。まさかなかったことにしようとはしてないよね

↑Piston Air。私の周りでは形状に関して「気持ち悪い」という声も…
翻って今回レビューするXiaomi Capsule Earphonesシリーズは、ほぼ同じ名前でありながら全く別のイヤホンに仕上がっています。前回は本体の刻印にPistonの文字や箱に1more designのお馴染みのロゴがありましたが、今回はそのどちらも確認できませんでした。思い返してみると、ここ最近Xiaomiから発売されたオーディオ機器でPistonのブランド名や1moreの社名を見た記憶がありません。両社の関係についていろいろと勘ぐってしまいますが、これ以上書くといつも通り脱線するのでまたの機会に。
今回レビューするXiaomi 胶囊耳机(Xiaomi Capsule Earphones)シリーズにはXiaomi Capsule Earphones(以下無印版)とXiaomi Capsule Earphones Pro(以下Pro版)の2種類があり、大部分が共通のデザインとなっています。
スペック、基本情報
共通
プラグ: 3.5mmプラグ
インピーダンス: 32Ω
ケーブル長: 1.25m
重量
無印版: 13g
Pro版: 16g
リモコン
無印版: 1ボタン
Pro版: 3ボタン
パッケージ内容
イヤホン、S/M/Lサイズのイヤーピース(Mサイズはイヤホン本体に装着済み)、説明書
デザイン
Piston Airほどではないが、相変わらず奇抜なデザインです。Mi In-ear Headphonesシリーズ以来、毎回と言っていいほど耳への入射角をアピールしてきたXiaomiですが、今回はそれに関する記述はどこにも見当たりません。
ケーブルの被覆素材はXiaomiの他のイヤホンにも採用されてきたTPE素材と思われます。Pro版はプラグ部分から分岐部分までが編み込み素材で、それ以外の部分と無印版は通常の被覆になっています。Pro版のほうがタッチノイズや衣服擦れによるノイズは少ないです。

装着感
Piston Airに負けじと変わった装着方法で、最初は非常に困惑しました。Piston Air同様、正しく装着すると本体がすっぽりと耳介に収まる形状のため、耳介が小さい人は入りにくい、入らないことがあるかもしれないです。Piston Airから見ると「左右逆」に感じるかもしれません。


↑両方右耳用
音質
当たり前なのかもしれないですが、両方とも同じ傾向のチューニングです。多少のドンシャリ傾向はこれまでのXiaomiの音作りと同様です。上に書いたように、装着する角度によって多少音の響き方が異なる点は留意が必要で、慣れるまでは安定しないです。音場、臨場感は普通のカナル型イヤホンと同じぐらいです。
無印版の音の傾向は、Xioami Piston Fresh 青春版(Youth Version)が最も近いように思います。シングルドライバーだからか、下と上の音域に行くほど音量は削られ解像感が低下します。しかし価格を考えると頑張っていると思います。
Pro版はデュアルドライバーなだけあって、無印版と比較して高音と低音の音の分離が明瞭に感じられます。

まとめ
一番大きな問題はそもそも耳に入るかどうかという点ですが、これを日本で試聴できる話を聴いたことはないです。耳が小さい人は購入しないのが無難でしょう。
高い買い物ではないのでケチらずPro版がおすすめです。
- 解像感の高い音
- 少ないタッチノイズ
- 3ボタンで音量操作